おやつの時間-和菓子のコラム-

きんつばの栄養とカロリー


【和菓子の文化】

きんつばの栄養についてお話する前に、和菓子の文化について少し触れたいと思います。

お茶請けに漬物や菓子を添える、お祭りにお菓子が並ぶ、そういった社交の場で「おもてなし」を通じて生まれたのが和菓子の文化と言われています。

和菓子は昔から携帯食の甘味・エネルギー源として重宝され、現代では嗜好品として私たちの生活に寄り添ってきました。古くから自然の食材を用いて作られ、現代に至るまで長く食べ続けられてきました。私たち日本人の体質にとてもよく合っている食べ物です。

身体にとって優しく健康的な素材を使用しており、その和菓子を食べた時のほっとした気持ちも大切な要素のひとつです。和菓子を食べてその美味しさに顔がほころぶ、その美味しさを誰かと分かち合う、思わず笑顔が溢れる、そんなことから和菓子は「心の栄養」であるともいわれています。

皆さんの日常に彩りを添える存在、それが和菓子であるように願っています。

【きんつば(小豆)の栄養】

それではきんつばの栄養についてのお話に戻しますね。

きんつばは主にあんこで構成されています。そのあんこは小豆からできています。

小豆の主成分はエネルギー源となる炭水化物、良質なたんぱく質、そして豊富に含まれているビタミンB群。

このビタミンB群は脂肪消化を助ける働きをしてくれます。(なんて嬉しい・・・・!!!!!)

また、多種のミネラルや食物繊維、ポリフェノール等、身体を整えてくれる栄養素も含まれています。

その他にも、ビフィズス菌やイソフラボン・カリウム等、身体にとって必要不可欠な栄養素をたくさん含んでいる、それがあんこの元になる小豆です。


【きんつばのカロリーと栄養成分】

きんつば1個はおよそ50g カロリーは140カロリーです。

具体的な栄養成分は、炭水化物30g たんぱく質3g 脂質1g (当店の黒豆きんつばの場合)

和菓子の原材料は植物由来の物が多く洋菓子に比べ脂質が非常に少ないです。

その為、ダイエット中の方やスポーツ・トレーニングをされている方にとてもおすすめのお菓子です。

≪ダイエット中の方へのおすすめポイント≫

  • 腹持ちがよく食べすぎを防いでくれる。
  • 脂質が少なくカロリーも低い。
  • 健康や美容にも効果がある。

美味しくヘルシーな和菓子を食べて満足し、美容や健康にも効果を得ることができる一石二鳥。我慢の続く無理なダイエットより、美味しく食べて健康的なダイエットをおすすめします。

≪スポーツ・トレーニングをされる方へのおすすめポイント≫

  • エネルギーになるのが早い。
  • 脂質が低い。

「炭水化物(糖質)」によって生まれたエネルギーでトレーニングを行い「たんぱく質」によって回復させる。これがトレーニングの仕組みと言われています。「炭水化物(糖質)」が枯渇している空腹状態でトレーニングを行うと、身体は「たんぱく質」つまり「筋肉」を分解してエネルギーを作り出してしまうそうです。よって、空腹時のトレーニングは避けるべきと分かりますね。

和菓子がエネルギーになるまでの時間を考慮すると30分以上前に食べると良いそうです。

参考にしていただけたら嬉しいです!

きんつばの栄養とカロリーについてのお話をしました。楽しんでいただけたでしょうか?

これからも「きんつば」に関する色々なお話をしていこうと思います。

お読みいただきありがとうございました。

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