金鍔(きんつば)ってなに?
そもそも「金鍔(きんつば)」って、最近はあまり和菓子屋さんでも見ないですよね。
店頭でお客様とお話していると「金鍔(きんつば)大好きなんです」とお話してくれる方が多くいらっしゃる一方、「金鍔(きんつば)ってどんな御菓子ですか?」と尋ねられることも多いです。
今日は私たちが作っている「金鍔(きんつば)」について、もっともっと知っていただくために
「そもそも金鍔(きんつば)ってどんな御菓子?」
というお話から、
金鍔(きんつば)について色々お話させていただきます。
【金鍔(きんつば)とは】
炊いたあんこに寒天を入れかため、小麦粉の皮をつけて焼いた和菓子です。
粒あん、寒天、小麦粉とシンプルな材料で作られているため、あんこの味わいが強く感じられます。
▶︎参考:和菓子屋の若旦那が教える「金鍔(きんつば)」の作り方
【金鍔(きんつば)の由来】
江戸時代中期の京都発祥と言われています。
当時は、あんこを米粉の生地で包んで焼いた丸い菓子を「銀鍔(ぎんつば)」と呼んでいたそうです。
「銀鍔(ぎんつば)」というその名称は、侍の刀の鍔に似ていたことからそのような名前になったそうです。
その後、江戸に伝わり庶民にも広く知られるようになり、名称が「金鍔(きんつば)」へと変わりました。
また米粉の皮ではなく、小麦粉の皮が主流になったのもこの頃だということです。
「銀鍔(ぎんつば)」から「金鍔(きんつば)」へと名称が変更になった背景には、
「銀より金のほうが縁起がいい」
「小麦粉の皮が金色に輝いているように見えた」等と名称変更には諸説あるようです。
そして、より作りやすく、無駄なく箱に敷き詰められる等という理由から丸い形から四角になったそうです。
「焼ききんつば」以外にも「蒸しきんつば」もあります。
【和菓子屋と金鍔(きんつば)】
その昔、金鍔(きんつば)はどの和菓子屋にもあったそうです。店頭で売れ残った大福やどら焼き等の中のあんこを取り出し、加熱しなおし「金鍔(きんつば)」として販売していたんだとか。
だから、きんつばの専門店なんですって言うととっても驚かれることもありました。
その昔、名脇役だった「金鍔(きんつば)」も今では堂々の主役級。様々なお店が趣向を凝らした「金鍔(きんつば)」を作っています。「金鍔(きんつば)」巡りなんてとっても楽しそうですね♪
最後に、ちょこっと
【当店の金鍔(きんつば)】をご紹介!
定番の味から季節限定の味、年間で25種以上の金鍔(きんつば)を扱う専門店「恵比寿豆園」。
春には「桜」や「ラズベリー」、
夏には「塩ショコラ」や「生きんつば」
秋には「芋」や「ほうじ茶」
冬には「ミルクティ」や「ラムレーズン」
小豆にチョコレートを練り込んだチョコあんが人気の「Wショコラ」等、
型にとらわれない発想から生まれるきんつばは贈り物に喜ばれること間違いなし。
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お渡しする方を思い浮かべながら選ぶことができるのも嬉しいポイント。
ギフト包装も多数取り揃えています。